薬剤師の転職方法を紹介!求人、転職サイト、ハローワーク、縁故

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薬剤師の転職方法は大きくわけて4種類

  • 求人サイトや求人雑誌を確認し、自分で申し込み
  • 転職サイトでキャリアコンサルタントに探してもらう
  • ハローワークで探し、申し込み
  • 縁故

薬剤師の転職では求人と転職サイトを利用する方法がほとんどです。似たような二つに感じますが、この二つは利用方法が若干違い、転職の主な目的でわかれています。

求人サイト、求人雑誌を利用する転職方法

求人サイト、求人雑誌を利用する方法では、主にアルバイトを探すような感覚で、現状の仕事の環境に満足していない人が、「もしいいものがあったら応募する」というスタンスであったり、ブランクがあるが復職したい人が、「自信がないので募集している求人の中から選びたい」という人が主に利用しています。

転職サイトを利用する転職方法

転職サイトの利用者はキャリアアップのためや、自身の都合に合わせた転職をしたい人が利用する傾向にあります。

求人サイト利用者も転職サイトを併用すべき理由

キャリアコンサルタントは求人の相場観を知っている

求人サイトで自分で探すとことで、相場観も掴めますし、自身が望む転職先や条件というものがわかってくるようになります。これは非常に重要なことで、身の丈に合っていない希望では転職サイトを使ってもまるで紹介のない事態もあり得ます。

そういった場合にはキャリアコンサルタントが、その条件では紹介できる職場がないということをしっかり説明してくれますが、自分で相場観を掴んでいる場合とそうでない場合は納得度も変わってきます。

  • キャリアコンサルタントはスキルや経歴に合わせた求人を探すプロ

転職活動をしなくても紹介してもらえる

自分が働いている間にもキャリアコンサルタントはマッチング度の高い求人を紹介してくれます。求人サイトから探す場合は、仕事以外の時間を使うことになりますが、転職サイトの場合は待っていればいいだけ。求人サイトと併用することで、自分が見つけられなかった求人を紹介してくれる可能性も増えます。

  • 自分が仕事中でもキャリアコンサルタントは求人を探して紹介してくれる

求人の実際や裏話を知っている

キャリアコンサルタントは毎日求人とにらめっこし、求人を出している企業にも足を運んで、どんな人がほしいかなどを考えていますので、現実的な紹介口というものを把握しています。自分で見つけた求人の裏話を教えてくれることも。実はとてもいい条件に見えた求人を出している職場環境は劣悪で、離職率の高い職場であることも考えられます。こうした情報をキャリアコンサルタントは多く持っていて、それも加味した紹介をしてもらえます。

  • 多くの求人企業を知っているからこそわかる好条件の裏話

求人サイトも転職サイトも利用料は無料

キャリアコンサルタントが相談にのってくれ、求人を紹介してくれる転職サイトは有料だと思っている人が多いのですが、求人サイトと同じで無料で利用することができます。無料で自動で求人を紹介してくれるとなれば、利用しない手はないのではないでしょうか。また自分で求人で見つけた職場の現状を教えてもらうこともできます。

  • 求人サイトも転職サイトも企業から掲載料や紹介料を受け取っている

ハローワークを利用する転職方法の実態

ハローワークは企業も無料で利用できるうえに、ハローワークから雇用した場合には助成金がもらえる場合も。このためハローワークの求人には低品質な求人も多くあるのが現状です。低品質な求人とは、

  1. もしいい人がきたら雇用したいので掲載だけしておく
  2. 実際の雇用条件よりも誇大な条件を掲載している

もしいい人がきたら雇用したいので掲載だけしておく

1については、書類選考や面接でずっと落とし続けていると、ハローワークから連絡が入り、雇用するつもりがあるのかの確認を行うようになっています。このため少なくはなっていますが、無料だからこそ、「企業側も期待しないで出している」ということは十分にあり、これが1のような印象を与えることにもつながっています。

実際の雇用条件よりも誇大な条件を掲載している

2については実際に起こったという事実が多く言われています。もちろんそのような場合にはハローワークから警告が入りますが、「実際に雇用されるところまで話が進まないとわからない」という点が一番の問題となっています。そこで労基法に違反していたりする可能性のあるブラック企業はハローワークへの掲載ができない制度をつくることとなりました。

  • 面接で掲示条件と違う給料を提示された
  • 正社員募集だったのに、契約社員、アルバイトだった
  • 勤務地が違った
  • 仕事内容が違った
  • 残業が多かった
  • 社保ありだったのに未加入だった
  • 賞与ありだったのに実際にはなかった
  • 仕事内容が違った

これらのブラック求人はニュースでも取り上げられ、2015年の厚生労働省の集計で苦情は9千件を超えたという調査結果が明らかになっており、この苦情のうち4割が虚偽記載をしていた実態も明らかになっています。これはハローワークは求人を拒否できないという制度があったからこそ起こった実態でした。

これに対して厚生労働省はブラック企業の求人を拒否できる制度を作り、拡充しているが、現在は新卒求人のみが対象で、転職者には全く対策になっていないのが現状で、この制度を転職者、パート、アルバイト雇用にまで拡充していくとしています。

このためハローワークのブラック求人撲滅はまだこれからに期待したいところというのが実態です。

求人サイトや転職サイトにもブラック求人はある

求人サイト、転職サイトともに有料なので少ないというだけで、掲載条件と実際の雇用条件が違うことがあります。

キャリアコンサルタントが止めてくれる

しかし転職サイトであればキャリアコンサルタントがその事実を知っていることがほとんどで、求職者に紹介しないか、教えることで応募を止めてくれます。なぜかというと、ブラック企業を紹介しても数か月で辞めてしまえば転職サイトにも紹介料は入ってこず、求職者と転職サイト両方にとってデメリットしか存在しないためです。

このため、好条件過ぎて気になっている案件をキャリアコンサルタントに聞いてみれば、激務で離職率の高い職場だったり、派閥があり、人間関係の難しい職場であったりという事実が浮かび上がってきます。

おすすめの転職方法は転職サイトと求人サイトの併用

求人である程度相場観を掴み、どんな求人があるのかを確認しておきます。その時最低限の求人と、理想の求人を探しておきましょう。この辺りを定めておくことで、キャリアアドバイザーから紹介してもらった求人が自分の希望のどの辺りにあるかをすぐ判断することができます。

希望から離れている点があれば、それを伝え、どこまで近づけるか求人を出してもらうといいでしょう。時期によりますが、大体一番最初にキャリアコンサルタントが出す求人が現実的なラインの求人であることが後からわかってきます。あとはいくつか出してもらった求人の中から自分にとってどこを優先するかを決めて応募することになります。

本当に理想の求人を見つけることはとても難しいことではありますが、納得がいかなければキャリアコンサルタントは長期でも付き合ってくれますので、希望の求人が出るのを根気よく待つという方法が一番理想に近づけると思います。

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