燃費でいくらまで車両価格差をカバーできるか?ミニバン、SUVでは最大50万円程度の違い

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【設定】基準車は実燃費10km/L、ガソリン代125円/Lとします

燃費至上主義になりつつある現在ではリッター10km程度では非常に金食い虫だと思うかもしれませんが、低燃費の車と比較してみます。ガソリン価格125円/1Lで計算してみましょう。

実燃費20km/Lと比較

走行距離リッター10kmの車リッター20kmの車差額
1,000キロ12,500円6,250円6,250円
1万キロ125,000円62,500円62,500円
5万キロ625,000円312,500円312,500円
10万キロ1,250,000円625,000円625,000円

実燃費18km/Lと比較

走行距離リッター10kmの車リッター18kmの車差額
1,000キロ12,500円6,944円5,556円
1万キロ125,000円69,440円55,560円
5万キロ625,000円347,222円277,778円
10万キロ1,250,000円694,400円555,600円

実燃費13km/Lと比較

走行距離リッター10kmの車リッター13kmの車差額
1,000キロ12,500円9,615円2,885円
1万キロ125,000円96,150円28,850円
5万キロ625,000円480,769円144,231円
10万キロ1,250,000円961,500円88,500円

中古車を購入してどれだけ乗るか(乗れるか)がポイント

中古車を購入して、それから10万キロ乗る可能性というのはそれほど高くありません。毎日通勤で使う人であれば20万キロ乗ることも十分ありますが、主に土日やレジャー使用ではなかなか長い道のりです。

普段乗っていたマツダ デミオ(旧型)が実燃費13km/L程度だった

私が普段乗っていたマツダ デミオのDE型(2007年 – 2014年)が市街地走行で平均13km程度でした。「デミオは本当にガソリンが減らない!」といまだに感動していたのですが、それでも13km。スズキ ソリオ MA15S型(2010年 – 2015年)も時々乗っていましたが、こちらも燃費はいいものの、高速を走ると風を受けるからかデミオよりはぐっと燃費が悪くなっていました。

現実的には実燃費13km程度と比較すると計算上は近くなってくるかなと考えています。

【ミニバン】最新型のトヨタプリウス αで実燃費17.87km/L

e燃費を参考にしてみると、ミニバン燃費1位はプリウスα。プリウスをミニバンというかは置いておいて、実燃費は18km弱とは思った以上に伸びず、驚きを隠せません。

【SUV】最新型のトヨタ C-HR(ハイブリッド)で実燃費19.23km/L

e燃費を参考にしてみると、一番燃費のいいSUVがトヨタ C-HRで実燃費19.23km/L。9位で今大人気のホンダ ヴェゼルが13.45km/Lです。

【まとめ】10万キロ乗っても燃費で車両代はカバーできない

現実的には15万~20万円程度しか変わらない

ミニバン、SUVで実燃費が20km近く行くものは最新型のハイブリッド車しかなく、200万円以上することを考えると燃費で車両代の差額はカバーできません。ミニバン、SUVの場合は比較的新しい車で実燃費が13km/L程度なので、価格差が15万円ではとても買えません。

それなら15万円安い車を探す方が現実的です。正直なところ車が似たような状態であっても販売店で値段は全く違います。15万円程度の差額はすぐに見つかりますし、逆に程度が悪いのに15万円程度高い車両もすぐに見つかります。

ミニバン、SUVのガソリン車は燃費が余り向上していない

ミニバン、SUVはハイブリッド車であればこそ燃費は向上していますが、ガソリン車の場合はここ10年余り変わっていませんミニバン、SUVを買いたいと思っている場合には燃費のことは忘れましょう

きちんと整備された長く乗れる車両が一番経済的

ある程度年式の落ちた中古車を安く買おうという場合にはそれほど燃費にこだわるよりも、長く乗れるきちんと整備された車を選ぶことが一番の節約につながります。

次回は「100万円までの車探し!コンパクトカーなら選び放題!?1.0Lなら超低走行車も買える!」です!

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