就活とは?そもそも就職活動とは何のために行うのか。働くこととは何か

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就活とは何のために行うのか。働くこととは何か

今の自分の興味や、将来の自分を考えて就職活動を行いますが、私は就活を行う時に就職先を考えるのは非常に難しいことだと感じています。まだまだ未熟な20~22歳の時点で一生働く先を見つけるというのは不可能に近いと考えています。

何をしたいのかが明確になっていない

様々な理由はありますが、結局は「何をしたいのかわからない」というもの。給料とやりがいで迷うこともあると思いますし、なんでもいいから就職したいと考えている人もいます。求められればなんでもやりたいという人もいます。就活を始めた方々の多くの悩みを聞いてきましたが、そのどれもが最終的には「何をしたいのかが明確になっていない」ことが悩みの要因であると感じています。

セミナーやマニュアル、勉強会に浸かっている

猫も杓子もみな同じ就職活動を行い、みな同じことをいい、違いは顔しかないのではないかという就活になりつつあります。皆同じセミナーやマニュアルを確認し、同じように行動していれば、おのずと同じようなスタイルになっていく。

面接官にとって、ふるい落とすための意地悪な質問がないわけではありません。それらに対応できるようにセミナーや勉強会に出席し、様々な想定を繰り返していきます。OB・OGと話し、経験を教えてもらってもそれが本当の意味で経験になるには、経験をするしか方法がなく、なんとなくわかった気になり、また同じように就活に強い自分になっていく。

これは間違っているわけではありません。ただ皆が皆同じようなことをした結果、同じような人が出来上がり、受かる人は受かり、落ちる人は落ちる。

セミナーやマニュアルが間違っているわけではありませんが、その通りになるのではなく、自分らしさを出すためのひとつの道具、スキルとして身につけている人は非常に少ないと感じています。

人間味が就職へ結び付く

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上記のスカウトメールのケースでも紹介したように、人間らしさ、自分らしさをどう表現していくのかはとても大きな魅力になります。「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、これは歳を重ねれば重ねるほど身に染みて感じてくるものです。

経験や年齢を重ねると、何かの物事を始めた場合に、ある一定のところにたどり着くと薄々ゴールが見えてしまって、取り組む意欲が減退してしまいます。そのゴールは実際にはたどり着いていないので、見えているゴールと合致しているのか、いいゴールなのか、悪いゴールなのか、本当のところはわかりませんが、「途中で飽きてしまう」「追い求められない」ようになっていく人が多いのが現実です。

「好きこそものの上手なれ」はそういったことがなく、例えゴールが同じであっても繰り返し行い、時には形や経路を変えて進み、長い間に違うゴールが見えたりと、突き進んだ人にしか見えないゴールを見ることができます。どれだけ経験、年齢を重ねた人でも、こういう人にはその道では勝てません。

企業はそういった人を雇用したいと考えています。だからといってそれが以外のことがまるでできない、人間関係を構築することができないとなればまた話は変わってしまいますが、自分が好きなこと、頑張ってきたことにどれだけ時間を割けるか、どれだけ取り組むことができるのかは、仕事に対しても姿勢の違いが表れてくるというものです。

「あなたは好きなことにどれだけ時間を割くことができますか?」

30歳にもなってもなにがやりたいかはわからない

なにがやりたいかが中学、高校、大学で明確になっている人は少ないと思います。私は運よく高校からやりたいことを見つけ、30歳頃まではそのやりたいことを仕事として続けることができました。しかしその間にまた違うやりたいことが見つかり、現在は会社を経営することになりました。

このようにやりたいことは、今までやってきたこと、経験してきたことから導き出されるケースも多く、また、やってきたことでできるようになった結果、それがやりたいことになったケースも多いと感じています。

20代前半でやりたいことが見つからないのは当たり前だと考えてください。それでも、

  • 自分が取り組みたい
  • 将来的にでもできるようになりたい
  • ずっと続けていきたいと思えそうな職種

を選択できるように考え、それらを仕事にできるように普段から意識してアンテナを張って生活できるといいですね。

就活とは

就活とはという言葉で表すのなら、職業に就くための活動です。企業や官公庁に正規雇用されるための活動のこと。新卒、第二新卒、既卒など状況によって就職活動の仕方は変わっており、民間企業への就職と公務員への就職でまた方法が変わってきます。

新卒の就活

義務教育である中学校から、高校、大学、大学院を卒業・修了見込みの方が行う就職活動。

第二新卒の就活

一般的に新卒で入社して3年未満の求職者といわれていますが、年数は明確に決まっていません。4大卒の場合は22歳で卒業だとして25歳位までの方、短大卒なら23歳位までとなりますが、概ね25歳前後で、派遣社員や契約社員、正社員として社会人経験があるか、卒業後留学などをしていて遅れて就職活動をする場合が第二新卒と定義されています。

既卒の就活

第二新卒の方も既卒ですが、ここでは第二新卒以降の方全体という形で紹介したいと思います。多くの転職者、就職希望者は既卒となります。

民間企業と公務員への就活の違い

民間企業の就活

合同会社説明会やハローワークなどを利用して応募、面接などを通して就職する。中学生、高校生の新卒求人は未成年のため、ハローワークを通して学校に提示する方法がとられ、学校を経由して企業と連絡を取ることになっています。

公務員の就活

公務員は国家公務員、地方公務員とありますが、原則として試験により合格者の中から採用へという流れとなっています。しかし辞退者を考慮し、採用枠よりも多く合格者を出しているため、合格したからといって採用されるとは限りません。合格すると最終合格者名簿に登録され、その中から採用者を選ぶということになっています。

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