地域限定保育士とは?現在は一部地域以外で取得する可能性は低い保育士資格

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

地域限定保育士とは

地域限定保育士とは平成27年度より開始され、神奈川県、千葉県成田市、大阪府、沖縄県で実施された地域限定保育士。その名の通り、受験した地域のみで保育士として働ける資格で、3年経てば全国で働ける保育士資格として繰り上がる資格です。働いていてもいなくても3年経過すれば全国で保育士として働くことができます。保育士試験の回数を増やすことを目的として新設されました。

しかし平成28年に保育士試験が年2回になったことにより、保育士試験の2回目(後期試験)の日程が地域限定保育士試験と同日となり、地域限定保育士の意味がなくなり、どうするのかが注目されていました。一時は地域限定保育士試験だけ実技試験をなくすという案もでていました。

現在は仙台市、大阪府の後期試験が地域限定保育士試験となっており、神奈川県、千葉県、沖縄県は全国試験へと切り替えを行いました。

現在(平成29年時点)では一部の地区以外受験の魅力はない

元々保育士試験が年1回だったものを2回にするための限定試験だったため、保育士試験が2回になった後は大きな意味をもたなくなってしまいました。せいぜい地域限定保育士を他の都道府県への流出を防げるといった実施府県側のメリット程度といえるでしょう。(メリットといっていいのかわかりませんが・・・)

今年度はどこが実施するかまだわかりませんが、実施される都道府県以外では、一般の保育士試験が行われますので、そちらを受験すれば問題ありません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る