公務員保育士とは?公立保育園の保育士についての最新情報!

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公務員保育士とは

保育士になりたいCさん
こんにちは!陽さん、保育士なのに公務員があるって聞いたんですが、そんな職種あるんですか?
保育士 陽
こんにちは。そうですね、公務員保育士といわれているものはありますよ。公立の保育園なので、運営主体は市町村になります。このため、もしそこで働きたければ各市町村が実施する採用試験に合格する必要があります。
保育士になりたいCさん
ということは公務員の資格が必要なんですか?
保育士 陽
厳密にいうと公務員という資格は必要ありません。市町村が実施している保育士採用試験に合格すればいいということになります。

公務員保育士とは公立の保育園で働く保育士のこと

インターネット上では公務員保育士の情報がぐちゃぐちゃになっていますのでここで説明します。

公務員保育士とは、公立の保育園を運営している市町村が実施している採用試験に合格して、指定された公立の保育園で働いている保育士のことです。

このため一般的な地方公務員と同じように思いますが、若干の違いがあります。

公務員保育士の募集要項

これは各市町村によって違うので一概には言えないのですが、市役所の事務職など一般的に想像するであろう「地方公務員」と比べて、保育士の公務員試験では応募条件が緩い場合が多いです。

  • 学歴制限が短大(専門)卒や高卒、または学歴制限を設けていないこともある
  • 年齢制限が45歳や60歳未満までなど上限が高いこともある

一番応募しやすいものだと、「保育士資格を持っていれば学歴制限なしで年齢制限だけ」というものがあります。この年齢制限もかなり上まで設定されている場合も多いです。

幼稚園教諭の資格に関しては保育士資格と共に取得済み、または取得見込みの方という募集もありますが、保育士資格を持っていれば幼稚園教諭の資格は必要なしという求人が多いので、かなり応募しやすい応募条件となっています。

事務職などの公務員との違い

公務員いうと安定していて、給料もそれなりの額がもらえ、福利厚生もしっかりしているイメージがあり、現在では羨ましがられる職業のうちのひとつです。

公立の保育園で働く保育士は市区町村の採用試験を受けて合格し、採用された保育士なので「地方公務員」ということになります。このため福利厚生や勤務体系はしっかりしています。

決定的に違うのは給与

しかし決定的に違うのは「給与」です。公務員の給与は民間と大きな差がつかないように設定されています。しかし、そうはいっても事務職などは割といい額をもらっていると言えるのではないでしょうか。

これが保育士には当てはまりません。初任給では民間、つまり私立保育園の保育士とほとんど変わりません。場合によっては少し給料のいい私立保育園もあると思います。このように公務員保育士は、一般的な「公務員」というイメージとは違い、薄給といえるかもしれません。

私立の保育士と比べた公務員保育士のメリット

しかし公務員保育士にもメリットがあります。それは産休などのお休みをしっかり取得することができ、給与も毎年規定通りに昇給していくことです。現在の民間企業ではなかなかない「年功序列」型の給与形態が採用されています。

しかも産休などを取得した場合、民間企業では給与に大きく影響する場合がほとんど。ブランクは大きなハンディとなってしまいます。しかし公務員保育士の場合は産休は産休として、持っている権利の行使を行っただけなので、昇給にも影響はありません。

このため勤続年数によって給与はどんどん上がっていくことで平均給与も高くなっていますし、勤続年数も長い傾向にあります。

私立の保育士と比べた公務員保育士のデメリット

公務員保育士は転勤がある可能性があります。あくまで市の採用試験を受けているので市外への転勤はありませんが、市内に5つの公立保育園があったとすれば、その5つの保育園で転勤があります。場合によっては家からかなり遠くなる場合も考えられます。

公務員であって公務員でない?いや、やっぱり公務員

大卒、短大卒で難しい公務員試験を受けてやっと公務員として働き、安定があって、給与も多め、福利厚生も充実しているという「公務員」のイメージからはやや離れている公務員保育士ですが、私立の保育園から考えれば、安定や長期的に働くメリットもあり、好待遇だといえます。

初任給は低く、他業種に比べれば働きたくない職種として上位に出てきてしまいますが公務員保育士となって長期間続けることで公務員保育士であるメリットを見出せるかもしれません。

公立の保育園はなくなっていく流れ

ただし狭き門を突破して苦労して公立保育園の保育士になったとしても、実は今後国の政策として公立の保育園は民営化していく流れとなっています。自治体の裁量で決められるので進んでいる地区もあれば進んでいない地区もありますが、少しずつ減少していて、最終的には全てが民営化される方向です。

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