終身保険は加入時期は?独身と既婚で違うタイミング。必ずしも早ければいいわけではない

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終身保険の加入タイミングは?何歳で加入するのがおすすめか考えてみます

生命保険の終身保険は一生涯保障が続く保険で、加入している人も多くいます。でも何歳から終身保険に加入すればいいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。

何歳から?終身保険は健康なうちに入っておくべき

もし希望の終身保険に入ろうとしたときに上限年齢や病歴の条件をクリアできなかったら、希望の保険には入れません。

ですので「病気をきっかけに、年を取ったから保険を見直そう」ではタイミングが遅いのです。

独身の場合

終身保険の加入は20代後半~30代前半がおすすめ

終身保険加入でおすすめなのは、保険や生活について見直す時期でもある20代後半からです。

経済的な余裕が出てきて保険を見直す時期

終身保険は月額保険料が高いこともあり、20代前半での経済状況での終身保険への加入は負担になることも考えられます。しかも体力的にも元気な状態で保険の必要性を感じる人も少ないと思います。

20代後半から30代になると、少しずつ経済的にも余裕が出て、転職する人も少なくなりますし、結婚や出産で家族が増える年齢でもあります。これからの人生の見通しをつけやすくもなるので、この時期に保険について見直し、終身保険に加入するのがおすすめです。

30代でも選ぶ保険によっては保険料が安い?

20歳と30歳の終身保険料の違いは保険金額が300万円位であれば、例えば15年払いで月額1,000円程度しか変わらないものもあります

同じ15年払いでも保険金額が500万円、1,000万円になると月額2,000~3,500円程度変わってきますので、負担は大きくなりますが、月額で考えれば20代とは大きく変わらないことがわかります。

契約は早ければ早いほどいいというわけでもない

サイトによってはなるべく早く終身保険に加入することをすすめています。若いうちに終身保険に加入した場合、保険料が安く、解約返戻金も多いからです。

ですが保険について知らないまま薦められたものを選んでしまうと、複数の保険に加入することで起こる補償内容の重複や、ライフプランに見合っていない大きな保険内容など、損をすることもあり得ます。

生活費を圧迫して支払いが滞ったら解約に

若いうちに契約した方が保険料は安くなりますが、終身保険は貯蓄型保険のため、もともと高めの設定になっています。もし安定した収入を得られなかったり経済的な余裕がない場合は負担が大きいかもしれません。

保険料の支払いが滞った場合は失効になります。つまり解約です。支払い途中の解約は戻ってくる解約返戻金は支払金額よりも少なくなってしまうので注意しなければなりません。

本当に入っておくべきだった保険に入れない

保険について知識がついて、

  • この保障の方が自分には合っている
  • こっちの方が自分にとって得だ!

とわかっても、すでに20代で契約してしまっていたらどうでしょう。支払いが終わる前に解約すれば上記にもあるように返戻金が大幅に減ってしまいます。

「せっかく支払った保険料が水の泡になってしまうなら…」

と解約できず、本当に入りたい保険に入れなかった、なんてこともあるかもしれません。もし20代で終身保険を選ぶなら慎重に選びましょう。

既婚の場合

もし離婚する気がなく、死亡保障が欲しいと考えている場合には早めに入った方が得です。支払総額も安くなり、その分返戻率も高くなりますので、お得感があります。60歳払済で契約し、80歳に解約したとしても100万円単位で増えていることも。

子供ができた場合には尚更です。終身保険は途中で死亡した場合には以降の保険料は必要なく、死亡保障金を受け取ることができます。子供の養育費にもなりますので、加入しておく方がいいでしょう。

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