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いざ保険に入りたいって考えても保険について根本的にわからない
私は自動車保険にしか入ったことがなかったので、いざ子供が産まれて保険を意識しても、なにがあるのかがわかりませんでした。
30代半ばにして恥ずかしながら、
- 死亡したらもらえる
- 入院したらもらえる
- 通院したらもらえる
- CMでよくやっているがん保険など先進医療用の保険がある
私の知識はこんなものでした。
こんな状態では恥ずかしくて相談すらもできないような状態だったので、私の職場の先輩でファイナンシャルプランナーの資格を持つEさんに聞いてみることにしました!
ここではまずは簡単に「生命保険」についてお話をしましょう
生命保険というものは大きくわけて3つの保障があります。
- 死亡保障
- 入院保障
- 老後の保障、貯蓄保障
死亡保障とは
死亡した場合に保障されます。お葬式の費用や家族のその後の生活費、学費などを賄い、一定期間の生活を保障します。
入院保障とは
病気や怪我での入院、治療費に対して保障されます。一番利用機会の多い保障です。
老後の保障、貯蓄保障
学資保険や養老保険、個人年金保険などがこれにあたります。
一般的には死亡保障、入院保障を保険のイメージとしている方が多いですね
死亡保障は保障をかけている方が死亡した時に保障がおります。この死亡保障にも種類があり、加入を考えている場合はこの種類を選ぶことになります。
同じように医療保障、老後の保障や子供の教育費のための保障にも種類がありますので、ここで簡単に見ていきましょう。
死亡保障
定期保険 | 保障される期間が決まっていて、その期間内に死亡した場合にのみ保険金が支払われる掛け捨て保険 |
定期付終身保険 | 一生涯保障が続きますが、貯蓄性はなく掛け捨て型保険 |
終身保険 | 一生涯保障が続く貯蓄型保険 |
変額保険 | 運用によって保険金や解約返戻金の金額が変わるハイリスクハイリターンの保険 |
引受基準緩和型保険 | 持病などがある場合でも加入しやすい保険 |
無選択終身保険 | 誰でも健康状態は関係なく加入できる保険 |
医療保障
医療保険 | 病気や怪我などで入院や手術をした場合に保険金が支払われる保険 |
がん保険 | がんで入院や手術をした場合に保険金が支払われる保険 |
傷害保険 | 事故で怪我や死亡した場合に死亡、後遺障害、入院、通院などを保障する保険 |
所得保障保険 | 病気や怪我で収入が途絶えた場合の保険 |
老後の保障、貯蓄保障
学資保険 | 子供の教育資金を貯めるための保険。返戻率が110%などがある。 |
個人年金保険 | 個人的に年金を受け取るための保険。一生涯か年数を決めた保険がある |
養老保険 | 保険期間内に死亡すると死亡保険金、満期を迎えれば満期保険金を受け取れる保険 |
変額個人年金保険 | 運用によって保険金や解約返戻金の年金額が変わるハイリスクハイリターンの保険 |
まずは死亡保障を考えるのがおすすめ
全く保険に加入していない場合、お父さんは「死亡保障」を考えるのがおすすめです。
医療保険は国民健康保険、高額療養費制度で最低限の保障がある
なぜかというと、医療に関しては国民健康保険があり、基本的に3割負担で済むようになっています。そして高額療養費制度を利用すれば、年収に応じて、月の初めから終わりまでで一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給してもらます。
保険というものは基本的に損をする人が多くなっているからこそ成り立つ制度です。このため重大な事故で寝たきりなどにならない限り、医療保障は貯金でもまかなうことも可能な部分です。
お父さんが死んでしまった場合
しかし死亡保険は、一家の大黒柱がなくなってしまった場合には、残された家族は路頭に迷うしかありません。厳密には生活保護や遺族年金などの制度もありますので「路頭に迷う」というまでの状態になることは避けられると思いますが、「非常に貧乏になる」ことが考えられます。
- 葬式代
- 就職が決まるまでの最低限の生活費
- 衣食住の費用
- 学費
- 保険など
お母さんが専業主婦だった場合にはこれらをすぐに捻出することは不可能です。貯蓄があれば切り崩すことで多少の期間はつなげるかもしれませんが、長い期間はとても難しいといえます。
死亡保障と医療保障は別々に入るのがポピュラー
保険相談窓口などに相談する場合はまとめて相談すればいいのですが、「自分でなんとなく調べたい」「ホームページで先に検討したい」という場合には上記のように死亡保険から考えてみましょう。
あれこれ全部を考えると余計にわからなくなってしまいますので、種類を限定してひとつずつ考えていくのがおすすめです。